ネット販売している方がコミュニケーションの機会が増える件

 当店は元々コーヒーを飲んでいただく店舗で豆も売っているという営業形態で、常連さんが毎日来て世間話をして豆を買っていく。という今よくあるカフェ的な店舗でもありました。スタバ上陸前にエスプレッソマシンを導入してカフェラテを販売したり、カプチーノを出したりもしましたが、豆の販売に直結しないのでエスプレッソに力を入れることもなくドリップコーヒー+豆販売で営業してきました。

 当時は常連さんの来店頻度はとても高く、どこかに出かけたお土産を持ってきてくれたり、そこらのケーキ屋で色々買ってきてくれたり、店が終わってからいる人全員で食事に行ったりと、人対人のコミュニケーションは非常に多かったように思います。

 現在はネットショップ販売と豆の販売が好調で、生豆在庫の置き場確保と事務作業スペース確保のため喫茶はやめたので、コミュニケーションの機会が無いようにも見えますが、実際どうかと言うと、周辺環境の変化もありコーヒー豆専門店としては非常に理想的なコミュニケーションの機会が増えております。

 従来のコミュニケーションは来店が先にあり、コミュニケーションの機会がある時点で店と客の関係になります。ですが、現在はSNSで交流している方から豆について質問があったり、こちらから無差別にお知らせした内容を見て購入していただくなど、必ずしもコミュニケーションの機会が店と客という関係ではなくスタートするケースが多くあります。ですから従来は来店してから信頼関係を築いて交流が深まる。というところ、現在のネットショップ販売の場合には信頼できる店だと思われなければご注文を頂けませんので、ご注文を頂いた時点で多少の信頼関係は築かれていたりします。また、来店できないような遠距離、例えばハンガリー在住の方からご注文を頂き、豆が届いてすぐにコーヒーを抽出する動画配信されているところを見られ、抽出のアドバイスをリアルタイムにコメントしたりと、コーヒー豆を美味しく飲んでもらうためにも、ご来店中心の営業よりもスピード感のあるコミュニケーションがとれています。

 さらに、仙台という交通の便もまあまあいいけれど、七夕以外よくわからない街にも「ネルソンコーヒーロースターに行く」という動機付けだけれたくさんの方が来てくれています。インターネット販売は味気ない。と思われがちですが、実は全く正反対の現状があることを今更ながら有難いな。と感じています。

それでは皆さんバイバイキーン

この記事はアドベントカレンダー https://adventar.org/calendars/4760 12/3の記事として書いたものです